Android には自由に上書きできるゲームのルートフォルダがなく、アプリの専有領域も既定では参照できません。スマートフォン向けのパッチはそのため三つの形しかありません。
翻訳済み APK
- 01
セーブを書き出す
再パッケージした APK は公式版と署名が違うため上書きインストールが拒否され、元のアプリを先に削除することになります。セーブも消えるのでゲーム内から書き出してください。
- 02
提供元不明のアプリを許可する
「設定 → アプリ → 特別なアプリアクセス → 不明なアプリのインストール」で配布元、多くはファイルマネージャーかブラウザを許可します。
- 03
削除してから導入する
公式版を削除したうえで翻訳済み APK を入れます。「アプリがインストールされていません」は公式版が残っているか、アーキテクチャ違いが原因です。
OBB の差し替え
- 01
公式 APK を一度起動する
Android/obb/<パッケージ名>/ を作らせます。作られていないと置き場所がありません。
- 02
フォルダの権限を取得する
Android 11 以降は Android/data と Android/obb が制限され、標準のファイルマネージャーでは入れません。SAF 権限に対応した MT マネージャや ZArchiver を使います。
- 03
.obb を上書きする
ゲームを完全に終了してから差し替えます。ファイル名はバージョン番号まで完全一致が必要で、形式は main.<バージョン>.<パッケージ名>.obb です。
Joiplay
- 01
Joiplay とプラグインを入れる
ゲームのエンジンに合わせて RPG Maker か Ren'Py のプラグインを導入します。
- 02
PC 版を展開する
PC 版を丸ごと端末ストレージへ解凍します。
- 03
パッチを上書きする
PC と同じ手順でそのフォルダへ上書きします。PC 用パッチが無改変で使えます。
- 04
ゲームを追加する
Joiplay でゲームを追加し実行ファイルを指定します。3D や演出の多い作品は厳しく、テキスト主体のアドベンチャーはほぼ動きます。
よくある質問
- 「アプリがインストールされていません」と出ます
- 多くは署名の衝突で、同じパッケージ名の公式版が残っています。先に削除してください。それでも失敗するなら APK が不完全か、アーキテクチャ違い(arm64 端末に x86 版)です。
- OBB を差し替えたら起動しなくなりました
- まずファイル名を確認します。main.<バージョン>.<パッケージ名>.obb で、バージョン番号が導入済み APK と一致している必要があります。置き場所が Android/obb/<パッケージ名>/ の直下かも確認してください。
- iOS でパッチは導入できますか
- 脱獄していない端末では方法がありません。iOS はアプリのリソース差し替えを許可せず、Joiplay に相当する実行環境もありません。PC で遊ぶか、HTML5 のブラウザ版を使ってください。